エアロスター社熱気球の製造停止に関するご案内

とても残念なお知らせをしなければなりません。
1960年プロパンガスとナイロンファブリックを使用した最初の近代的熱気球を開発したレーブン社を100%親会社に、その熱気球部門を1986年に独立させることから始まったエアロスター社が、2007年1月末で、熱気球の製造を停止することを決定したことをお伝え致します。
熱気球の製造販売からスタートしたエアロスター社の事業は、現在では航空宇宙、軍事、広告用インフレータブルなどが主な部分をしめ、熱気球の売り上げは全体の4%以下にとどまっています。このように熱気球製造が小さな比率になったのには2001年の9.11テロがとても大きく影響しています。
テロ以降、航空機である気球製造に係わるメーカー側が掛ける製造者責任保険と、ユーザーが掛ける賠償責任保険が数倍に高騰し、気球活動そのものがとても大きく影響を受けています。さらに、経済環境の変化なども伴いその販売額はテロ以前の25%以下にまで落ち込んでいます。経営判断として、今後もこの気球を取り巻く環境の変化が見込めず、熱気球製造というエアロスター社に利益をもたらさない事業を継続することが困難であると判断した結果によるものです。
また、高い耐久性とクオリティーを持ったエアロスターの熱気球ですが、それ故高価でもあり、セールス面では安価な機体との競争に苦戦する部分もあるのも事実でした。

今回熱気球の製造販売を停止するものの、エアロスター社本体は盛業中であり、今後ともメインテナンスパーツの供給、技術情報の提供は続けていきますので、現在ご使用中の機体は引き続き問題なく使用して頂くことが出来る事をお知らせします。

1988年より日本国内で私が代理店として販売させて頂いておりますが、今後とも販売させて頂いた機体についてはメンテナンスを継続致します。また、これから短い期間ではありますが2007年1月末までは新規の受注を受け付けております。エアロスターの機体を入手できる最後のチャンスになりますので、この機会をお見逃し無くご検討ください。

エアスペースとしての今後
エアスペースとしましてはエアロスターの製造が終了されることはとても残念なことですが、現状でかなり高価になって日本のマーケットにはなかなか浸透できない価格帯の製品であったこともあり、以前よりより低価格の気球を製造するメーカーとコンタクトを取っております。一般消費者物価でデフレが大きく進んだ日本市場に適合した価格帯の商品を供給できればと考えております。今後の対応に関しては追ってご案内申し上げたいとおもいます。
                 2006年8月7日 エアスペース代表 伊奈 孝

エアロスター社のホームページ

http://www.aerostar.com/

関連するエアロスター社のHP上での発表

http://www.aerostar.com/news.htm